映画感想 fate/stay night HF 二章
個人の感想ですヽ(´▽`)/ネタバレは配慮してません
HF2
・負の映像美、キャンディーパーティー
・人気投票では人気がいまいちな桜だが、登場人物たちからはよく愛されている。士郎、凛、大河は命を懸けるレベルで大切に思ってるし、美綴にも後輩として気に入られ(ホロウでは部長になってる)ている。セイバーだって凜だって各ルートでここまで広く愛されていまい。
・そしてその桜が自分を嫌いっぽいのがおもしろいなと思う。反動か家族からはヒドい目に遭わされているが・・・・・・。
・慎二がしてることは普通に酷い犯罪なのだが、それでもツイッターで慎二にある種のひっかかりを覚える声が多いのは「ほんの数回選択肢を選び直すだけで凜ルートで妹とおだやかな関係を持てた可能性」を感じるからかな。
・ああいうことはいつでも起こったことで、しかしあの瞬間に起きたのはそれが「ゾーケンにとって都合の良いタイミング」だったから起きただけ感。
・慎二は桜の踏み台だと思ってる(映画のストーリーとして)。慎二も桜も「一歩違えばよい存在で、一歩間違えば悪い存在」だから。善悪で括るのがいやなら、ある道では人を助けていた人がある道では人を傷つけるということ。
・なので原作してる身としてはこれから桜は暗黒に落ちて、世界へ憎しみをぶつけ始める。それは極端な境遇だけど「最初はただ傷つけられる存在だった女の子が、苦しさに耐えかねて人を傷つける側に回る」という危うい人間としての暗黒面の噴出。どんなにつらくてもそれを許したら彼ら自身の傷をも肯定することになってしまう、その矛盾がHFがすっきりしなかった感を出しているのだと思う。
・けれど間違いを犯すのが人間でもある、それはセイバーがあまりに間違えないあまり周囲と不協和音を起こしたことと背中合わせだ。
・個人的に三章の桜が「今まで苦しみを我慢したんだから、誰かを傷つけてもいいんだあ!」から「あ・・・・・・私、本当に欲しいものが手の中にあったのに気がつかなかったんだ」と壊した後に絶望するシーンがえもいです。
三章まとまるのかな…(@_@)